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文化学科 授業紹介2022.12.20

私のおすすめの授業

今回は、私が4年間授業を受けてきた中で、特に印象深かった授業をいくつか紹介します。

 

1つ目は「映像文化史」という授業です。

この授業では「戦前から現代にかけて日本映画の中で子どもがどの様に描かれているのか」を知ることで、日本映画の歴史的変遷などを学ぶことが出来ます。私たちが「子供」に対して抱くイメージは「純真無垢」「明るい未来の象徴」「早熟」「手に負えない」など様々で、映画によっても子供の描かれ方が多種多様です。こうした描かれ方は、当時の社会情勢を大きく反映しているという事を授業を通じて知ることが出来ます。

また、この授業では戦前の映画から現代の「子ども」に焦点を当てた映画を多く見ることで、製作された時代毎に、子供の描かれ方がそれぞれ異なるのを実際に確認出来ます。

何気なく見る映画ではありますが、作品の意図や時代背景がどの様に投影されているのかを知ることが出来るのでお勧めです!

  

 2つ目は「音楽文化史」という授業です。

この授業ではリヒャルト・ヴァーグナーの楽劇(オペラ)についての映像を視聴し、作詞家・作曲家の思想に影響を与えた当時の時代情勢などを含め、音楽作品の持ちうる意味合いが、時代毎にいかに変容していくのかを考察していきます(筆者が履修した時は、「ラインの黄金」、「ワルキューレ」、「ジークフリート」、「神々の黄昏」の4部構成から成る「ニーベルングの指環」が取り上げられていました)。

ヴァーグナーが作曲した作品が基になっているものが、現代の私たちの暮らしの中に多くあるという事も、授業を通じて知ることが出来ました。例えば「地獄の黙示録」とスタジオジブリの作品である「崖の上のポニョ」という、名前からも似ても似つかないような二作で、ほぼ同じような曲調の音楽が使用されています。

先生が作品の見どころを提示してくださるので、作品の面白さも理解できます。「オペラを見たことがない」、「オペラってどういうものなのだろう」という人でも、楽しみながら受講する事のできる授業だと思います。

 

 3つ目は「社会に出るための自己表現」という授業です。

この授業は文化学科で展開されている科目ではなく、JWUキャリア科目の1つとなっています。他己紹介やグループディスカッションやディベート、プレゼンテーションの進め方、業界分析ワーク等を実戦形式で行う授業です。

プレゼンテーションやグループディスカッション等を実践形式で行うのですが、人前で自分の意見を話す事に、最初は緊張する人もいるかと思います。個人差はありますが回数を重ねる毎に慣れてきますし、自信がつくと思うので、苦手意識が薄れるかと思います(個人的にディスカッションを行う際にあまり意見を発することが出来ませんでしたが、場数をこなすことが出来るのでインターンシップ内のグループワークや採用試験の際にこの経験を活かすことが出来ました!)

また、テーマを決めてプレゼンテーションを行うのですが、同じ授業を履修する人からフィードバックを貰えるので、自分が人前で発表する際のくせや直すべき所、伸ばすべき所を客観的に把握することが出来ます。

この授業はグループワークを行う機会が多いので、他学科、他学年の人と話す機会も多く、自ずとコミュニケーション能力を身に着けることが出来ました。加えて、OGの先輩方がどの様に社会でご活躍されているか、大学ではどのように過ごしていたかを座談会形式で伺う機会があったので、自分自身が社会に出てからどのように活躍していきたいか等を考える事も出来ます。

人前での発表に自信がない方、グループディスカッションやディベート、プレゼンテーションのやり方を改めて学びたい方にはおすすめの授業です!

 

 今回は文化学科で展開されている授業を中心にいくつか取り上げましたが、文化学科ではこのほかにも多岐に渡る分野の授業を履修することが出来ます。自分自身の興味関心に合わせて、是非多くの授業を履修し、知見を広げてみてください。それらの知識を卒業研究で生かすことが出来ますし、将来に役立つと思います!!

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