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大阪・関西万博訪問記2025.10.18

心に残ったパビリオン⑤シンガポール館と住友館

開催終了まで二か月を切った2025年9月、大阪万博を訪れました。入場ゲートは多くの列をなし、待ち時間が三時間を超えるパビリオンもあるなど、大盛況の中での訪問となりました。とても混雑していたため、行きたかったパビリオン全てを訪れることはできませんでしたが、様々な国の文化や万博の空気感を楽しむことができました。


万博で特に印象に残ったのは、やはり今回の大阪万博の象徴とも言える大屋根リングです。会場を囲む大屋根リングのスケールは圧巻で、写真や映像で見ていたよりも迫力がありました。屋根の下は涼しくて居心地がよく、登ると会場全体を見渡すことができました。また、夜になるとライトアップされ、昼とは違った雰囲気になっていたのがとても綺麗でした。



海外パビリオンで印象的だったのは、シンガポール館です。まず、赤い球体の外観が特徴的で、遠くからでも目を引くデザインでした。館内に入ると、細やかな植物の切り絵で装飾された、白を基調とした美しい空間が広がっていました。また、「ドリーム・リポジトリ(夢の集まる場所)」という、タブレットに自分の夢を書きこむと天井のスクリーンにその文字が映されるというコーナーがありました。360°のスクリーンに、いろいろな人の夢や希望が次々と映し出されていて、気持ちが明るくなる展示でした。


また、訪問前から行きたいと思っていた住友館に入ることができました。住友館は体験型のパビリオンで、渡されたランタンを持って森の中を巡り、動物たちの姿や木々の対話、小さな植物の声など、いろいろな形での生命の姿を通して「いのちの物語」を体験できるパビリオンです。また、パフォーミングシアターでの映像は映像と共にダンサーが風を演じるという演出で、アナログとデジタルを融合させた映像にとても感動しました。このパビリオンを通して、一つ一つのいのちの大切さについて考えると同時に、自分と自然との繋がり、生命の尊さについて改めて実感しました。

大阪万博はどのパビリオンも楽しめる点や学べる点が沢山あり、充実した一日を過ごすことができました。また、パビリオンに入るだけでなく、それぞれのパビリオンの外観のデザインや建築、食事、お土産など、様々な面から楽しむことができたのが印象的でした。今回の万博を通して、各国の文化や技術の進歩を体感するとともに、これからの未来や社会について考えるきっかけにもなり、とても貴重な経験になりました。

(2年 MKさん)

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