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大阪・関西万博訪問記2025.10.31

大阪・関西万博と岡本太郎美術館で感じて考えたこと

大阪・関西万博を通して感じたことや考えたことを紹介していこうと思います。

 一つ目は、NTTパビリオンについてです。このパビリオンのテーマは、「PALALLEL TRAVEL」で、ここでは次世代情報通信基盤「IWON」による空間伝送技術で、離れた場所と空間そのものが繋がる体験ができます。自分の顔をスキャンすると、踊ったり、歌ったりしました。特に印象に残っていることは、Perfumeのパフォーマンス映像です。Perfumeが足を床に着くたびに、私たちが立っている床にも振動が伝わってきてとても驚きました。他にも、机をたたくと離れた場所にいる人にもその振動が伝わるブースなども設置してありました。NTTパビリオンでは、離れた場所や人とのつながりを強く感じることができました。「IWON」を用いた高精度な映像や音声をただ見たり聞いたりするだけでなく、実際に自分がその場にいるかのような体験をすることができました。NTTパビリオンを通して、さらに新しいコミュケーションの形が広まっていくのではないかと思いました。

 二つ目は、電力館 可能性のタマゴたちです。テーマは「エネルギーの可能性で未来を切り開く」で、タマゴ型デバイスを使ってエネルギーが持つ特性や面白さを体験し、さまざまなエネルギー技術に触れることができます。館内を周ってエネルギーの可能性を探したり、体を動かしてエネルギーを集めたりします。最後には、空間いっぱいの光と音がタマゴ型デバイスと連動するイマ―シブショーも見ることができました。電力館では、自然の力を利用したエネルギーや身近に存在するエネルギーなどさまざまなエネルギーについて楽しく学ぶことができました。現代は、地球温暖化が世界的に大きな問題となっていますが、このようなエネルギーが普及していくことで、持続可能な社会を作り上げていくことができるのではないかと思いました。

 最後に、1970年の大阪万博では欠かせない人物である「岡本太郎」とはどんな人だったのか、岡本太郎美術館を訪れて感じたことをまとめていきたいと思います。館内には、絵画や彫刻、小物品や写真など岡本太郎の多彩な作品が数多く展示されていました。特に印象的だった展示品は、彫刻です。彫刻の大胆な形と独特な雰囲気が、岡本太郎らしさを表現していると感じました。また、岡本太郎が制作した椅子にも座ることができ、作品を見るだけでなく実際に体験することで、自分ならどう感じるかを考えながら鑑賞することができました。大阪・関西万博が開催されていたこともあり、美術館では企画展として「岡本太郎と太陽の塔―万国博に賭けたもの―」という展示を見ることができました。世界各国の仮面や神像を鑑賞し、1970年に開かれた大阪万博の映像も視聴することができたので、万博についてより深く理解することができました。


 大阪・関西万博の体験、そして岡本太郎美術館での体験を通して、万博に込められた思いを学ぶことができ、これからの社会に希望を持つことができました。大阪・関西万博では、最新のテクノロジーを通して、万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を間近で感じることができました。また、岡本太郎美術館では人間の内側にあるエネルギーを感じ、1970年の大阪万博のシンボルであった太陽の塔と今回の万博のテーマがどこか繋がっているように感じました。これらの経験を通して、未来についてしっかりと考えるようになり、今の私たちの生き方を見つめ直すきっかけにもなりました。これからも、社会の中で自分にはなにができるのかを考えながら生きていこうと思います。


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