ゼミ紹介

佐々木 雄大

ササキ ユウタ

専門分野・研究対象

西洋哲学・倫理学、特に20世紀フランスの思想家、ジョルジュ・バタイユの思想を「聖なるもの」や「エコノミー」という観点から研究しています。また、最近では「役に立つ」とはどういうことか、についても探究しているところです。


ゼミ紹介

受講生が語る~佐々木先生の「文化学演習Ⅱ」はこんな内容!こんな雰囲気!

*佐々木先生の専門分野は西洋の哲学・倫理学ですが、先生はフランス語、イタリア語、ドイツ語、英語の文献を読まれていて、様々な分野にも通じているので、このゼミでは、哲学・倫理学に関心のある学生はもちろん、地域・視覚・比較のどのコースに進んだ学生でも自由に研究ができると思います。

また、先生がゼミ生の話を根気強く聞いて、対話しながら一緒に考えてくれるので、まだ自分が何を研究したいのか分からないという人や自分の興味関心に寄り添ってくれるゼミが見当たらないと悩んでいる人にもおすすめです。


これまでのゼミ生の卒業研究テーマ(抜粋)

*イタリア・マフィアの世界――シチリア、カモッラ、ンドランゲタ比較史

*ラファエロ・サンティ——フィレンツェ時代の聖母子画における作風の変遷


最近の仕事

◆単著

*『バタイユ:エコノミーと贈与』講談社メチエ、2021年。 バタイユの思想を「エコノミー」という観点から一貫して読み解く試み。


◆翻訳

*エッカート・フェルスター『哲学の25年』 、法政大学出版局、2021年。 カントからヘーゲルまでの25年間に何が起こったのか、スピノザやゲーテらと関連づけながら、追体験していく。


◆論文

*「町人根性論――和辻倫理学における有用性の問題」『倫理学紀要』28、pp. 33-53、2021年。 日本を代表する哲学者・倫理学者である和辻哲郎の「有用性」(役に立つ)批判を検討したもの。

*「受肉せざるもの:ぬいぐるみの現象学」『ユリイカ』53(1)、pp. 142-150、2021年。 人間でも動物でも単なる物でもない、ぬいぐるみの独特のあり方について、現象学的他者論の観点から分析したもの。

*「世界に魔法をかける:ウェーバーとデュルケームの宗教社会学 」『現代思想』48(17)、pp. 50-62、2020年。 ウェーバーの「脱魔術化」「カリスマ」概念をデュルケームの「聖なるもの」と比較しながら検討したもの。



メッセージ

私が感じる文化学科の魅力

①英語だけでなく第二外国語(ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語)が必修で語学をみっちり学べる点と、②1年次から4年次まで必ず演習に所属し、先生方から丁寧に指導してもらえる点です。


文化学科で学んでほしいこと

世界の言語や文化を通じて「ここ」ではない場所、古代から現代までの思想や歴史を通じて「いま」ではない時代を学ぶことで、「いま・ここ」だけには限定されない視点をもって欲しいと思います。


私のおすすめ

プラトン『饗宴』。愛(エロース)とは何かがテーマの対話篇で、愛や美について深く考えられるだけでなく、哲学の基本を学ぶことができます。手に取りやすく読みやすいので、光文社古典新訳文庫版がおすすめです。


文化学科をめざすみなさんへ

学問をするとは自由になることです。自由になるために、一緒に文化学科で学びましょう。