S.M.さん

フランス体験記 S.M.さん


留学先 : フランス、ボルドー・モンテーニュ大学附属語学学校DEFLE【協定大学留学】

期間 : 2025年9月~2026年5月末(3年後期~4年前期)

滞在形式 : アパートに1人暮らし


・DEFLEでの勉強について

 フランス語は1年生から初修外国語として学んでいたのですが、ある程度基礎的なフランス語を学んだ上で留学したかったため、2年ではなく3年で留学を決めました。語学学校には様々な国籍、バックグラウンドを持つ人がおり、たくさんの刺激を受けました。実際にフランスでフランス語を学ぶ中で、ずっとフランス語が周りにある環境のため、習得スピードは格段に上がり、耳に言語がなじむ感覚がありました。

 前期はフランス語の授業を中心に受けていました。文法、スピーキング、リスニング、ライティング、リーディングの授業の他に、発音、フランスの基本的な地理、文化について、ボルドーがあるヌーヴェル・アキテーヌ地方について学ぶ授業などがありました。後期は1つレベルが上がり、選択授業も増えました。基本的なフランス語の授業は前期と同じような教科でしたが、内容が複雑になって、大きく成長することができたと感じています。選択授業としては、フランスの歴史の授業と文学の授業をとっていました。世界史選択だったのもあり、フランス視点での歴史の学び方に関心があったのですが、非常に興味深かったです。また、文学の授業では、様々な形式の文学作品に触れ、19世紀、20世紀のフランスの文学者について学んだり、詩の解釈について発表したりしました。

 渡航前に1度日本で受験したDELF B1は当時ほぼわからず不合格でしたが、留学中、学期の間の1月に再受験をすると、30点ほど点数を上げて合格することができました。時間が余り、学力的には余裕をもって合格することができて、とても成長を感じました。

 

・研究テーマについて

 私は卒業論文のテーマとして、19世紀フランスの科学の発展と文学への影響というのを考えており、ジュール・ヴェルヌの文学作品を主に扱おうと思っています。留学中はフランス語の学習に必死で、なかなか研究を進めることができなかったのですが、1つ現地でしかできない経験としてジュール・ヴェルヌの故郷であるナントを訪れたことが大きかったです。ボルドーとナントはフランスの歴史的に見ても、同時期に奴隷貿易などで栄えた町で、似ているのかなと思っていたのですが、歴史博物館やジュール・ヴェルヌ博物館を訪れる中で、より港としての役割が大きいと感じました。ジュール・ヴェルヌが子供時代を過ごし、大きな影響を受けたナントに実際に訪れることができて、勉強になりました。

 先ほど述べたように文学の授業も受講していたため、それも含め留学で得たものを、今後の学習や研究に活かしていきたいと思います。


・生活について

 私は大学までバスとトラムで40分ほどの位置にあるアパートに一人暮らしをしていました。アパートには共用の洗濯機、乾燥機があり、部屋にキッチン、バスルームが付いていて、歩いて5分の位置にスーパーがあり、とても便利でした。住んでいる地域自体も大学が密集している学生街の延長にある場所だったため、比較的安全でした。日本ではずっと実家暮らしをしており、フランスで初めての一人暮らしだったため心配でしたが、特に不自由なく生活をすることができ、生活力が身に付きました。

 DEFLEでの授業の他に、ボルドー・モンテーニュ大学の体育の授業をとることができて、私はバドミントンの授業を前期にとっていました。座学で学ぶ以外の実際のコート上でのフランス語を学ぶという経験ができ、フランス人学生たちと本気のスポーツができたことは、とても貴重でした。また、大学の日本語学科の演劇の授業にボランティアとして参加しました。グループで1つの日本語の演劇を作るのですが、メンバーたちとは授業内や、授業外でもたくさん話し、仲良くなれてうれしかったです。

 長い休みが何回かあり、その期間を利用して旅行をすることができました。フランス国内の旅行だけでなく、他に訪れた国は、ドイツ、イギリス、チェコ、ハンガリー、オーストリア、スペイン、イタリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクとたくさんの国に行くことができました。ヨーロッパの街並みや暮らしに昔から憧れを持っていたので、実際に夢見ていた場所に訪れることができて、本当にうれしかったですし、貴重な経験になりました。


 ・まとめ

 今回の留学を通して、フランス語力を上げるだけでなく、現地での生活や旅行を通して、多くの新体験ができ、たくさんの学びがありました。留学前は日本の外に関心があったのですが、留学を経て外から日本を見ることで、今まで無かった気づきを得ることもできました。この経験を活かして、これからの研究や学習につなげていきたいです。また、就職先でもフランス語を活かす機会があるので、これからもフランス語を続けて、さらにレベルアップさせていきたいです。


ブルス広場 水鏡 Miroir d’eau   


ある日の学食


ジュール・ヴェルヌ博物館 


モン・サン・ミッシェル


ヴェルサイユ宮殿 鏡の間