文化学科とは

授業紹介

 文化学科の授業について、受講している学生の声をご紹介します。もちろん、ここに掲載できたのはほんの一部に過ぎません。さらに興味を持たれた方は、本学のHPからすべての授業の概要を見ることができますので、どうぞアクセスしてみて下さい。

 また、教員紹介ページには「文化学演習Ⅱの紹介文がありますので、そちらもぜひご覧下さい。



基礎演習i 【説話文学の世界】(担当:三田明弘教授)


 この授業は先生から出されたテーマの中で、自分が興味を引かれた物語を紹介するというものです。私は特に発表で配布する資料作りに力を入れました。どのようにしたら自分が感じた面白さや、この物語が示したいことを伝えられるかを工夫して、資料を作成しました。自分で情報を集めて、分かりやすくまとめ、そして発表することは大学ならではの授業で、皆に自分の考えを共有できる楽しい機会です。大学の図書館はたくさんの資料が揃っているので、欲しい情報はほとんど手に入ります。充実した環境で調べるうちに、知りたいことが次々と出てくるのも楽しさの一つです。私はこの授業を通して、もともと好きだった古典文学をさらに好きになるきっかけを得ました。

                                         (1年次学生より)



文化学演習Ⅰk 【映画作品分析の実践—―アルフレッド・ヒッチコックを題材に】(担当:川崎公平講師)


 文化学演習Ⅰでは、映画史における重要人物の一人、アルフレッド・ヒッチコックの作品を鑑賞、分析し、授業時間内に発表、ディスカッションを行います。授業で扱う作品は毎週異なるため、履修している学生全員が毎週異なる作品を事前に鑑賞し、意見をまとめて授業に臨みます。

 アルフレッド・ヒッチコックはサスペンスの神様と呼ばれるほど、映画史に大きな影響を与えた人物です。毎週の映画分析を通して、現代まで受け継がれるヒッチコックの映画についての様々な思考を知ることができます。同じ監督の作品を短期間で集中して鑑賞、分析できる機会はなかなか無いため、授業の回数を重ねるごとにより深い考察ができるようになります。また、自分が発表する際は、担当の作品について論じた文献や論文を複数読み、何度も繰り返し映画を鑑賞したりするため、卒業研究に必要な作業に繋がっていきます。

                                         (2年次学生より)



文化学演習Ⅱa 【日本・東洋美術史研究、表象文化論、イメージとジェンダー研究】(担当:水野僚子准教授)


 水野ゼミでは、日本・東洋の美術史をジェンダー、クラス(階級)、レイス(種族)の観点から研究しています。

 毎週火曜日の午後に、3、4年生で一緒にゼミをします。

 文献講読やプレゼンの後には、ディスカッションで皆の意見を交換し合います。先輩後輩の垣根なく、楽しく議論できるところもこのゼミの魅力のひとつです。

 ただ美術を芸術作品として観賞するだけではなく、ジェンダーやクラス、レイスの視点から見てみると、多くのショッキングな「真実」に気がつきます。

 「普通」とは何か、「多様性」とは何か、そして、これらをつくりあげてきた、私たち「人間」とはそもそもどんな存在なのか。これらを問わずにはいられなくなります。

 そんな経験を、水野ゼミで私たちと一緒にしてみませんか? 

                                         (4年次学生より)



観光と文化Ⅰ 【日本を例に観光と文化の関係について、宗教/経済という軸で考える】(担当:中西裕二教授)


 この授業では、一見観光とは関係の無さそうな宗教の話から始まり、日本ではどのように観光が成立し広がっていったのかという観光の歴史から、訪日外国人が何を求めているのか、また近代における観光の様々な業態など幅広く学べます。

 1を聞いたら1000を返してくださる先生がとにかく色々と興味深い話をしてくださるので、日本にこんな場所があったんだ!これも観光資源になるのか!と今まで知らなかった日本の魅力を発見できる授業でもあります。

 観光業界に興味がある人も、文化や民俗に興味がある人も、聞いていてとても楽しい授業だと思うので、是非受講してみてください!

                                         (3年次学生より)



音楽文化史Ⅰ 【ヴァーグナーとその楽劇の考察】(担当:奥波一秀教授)


 第二次世界大戦によってドイツは廃墟と化しました。その灰の中から人々が先ず復興に取り掛かったのは、音楽堂であったと言います。そしてフランス語が愛を語る言葉と言われる時、ドイツ語は詩を書く言葉と言われます。言葉が文化であるとするならば、ドイツにとって音楽は、詩美的な言葉が美しい旋律に乗った、誇り高き文化と言えるのでしょう。

 この講義では、リヒャルト・ヴァーグナーの楽劇『さまよえるオランダ人』や『ローエングリン』などのオペラを通して、ドイツの人々が愛した音楽という文化に触れてゆきます。その中で、音楽というものが作詞曲家の思想、そしてそれに影響を与えた当時の時代情勢などを内包し、そして作品の持ちうる意味合いがその時代ごとにいかに変容してゆくのかを考察してゆきます。

 それは音楽ばかりではなく絵画や舞台演劇なども含む、表象された芸術すべてについて考えるということと同義でもあります。

                                         (3年次学生より)



現代芸術論Ⅰ 【〈現代〉戦争の表象—第一次世界大戦と美術】(担当:河本真理教授)


 現代芸術論Ⅰでは “戦争と美術” をテーマとして、第一次世界大戦前後の芸術運動について学修し、現代芸術がどのように形成されていったのかを探っていきます。授業はスライドを使って実際の絵画作品を見ながら進めるので、美術に興味がある人や絵画鑑賞が好きな人におすすめです。美術に詳しくないし難しそう…と思う人もいるかもしれませんが、『ゲルニカ』の作者であるピカソなど誰もが知っている画家も沢山登場するので安心して下さい! 

 また、この授業では、前述の通り戦争プロパガンダとして描かれた芸術作品を扱うため、作品が描かれた時代背景についても学ぶことによって、目に見えているもの以外にも隠された意味を読み取ることができ、より深く作品について知ることができます。絵画の見方が変わるきっかけにもなりますよ!

                                         (3年次学生より)



比較文化論Ⅰ 【『ドン・キホーテ』と世界の文化】(担当:田中有美准教授)


 比較文化論Ⅰの授業では、滑稽な冒険物語で有名な「ドン・キホーテ」が、様々な国でどのように受容され、どのような解釈をなされてきたかを、様々な文化作品への影響の及ぼし方、比較等を行いながら分析していきます。一見、小学生が読むような面白おかしい喜劇の物語ですが、「世界最初の大小説」とも言われ、フランスの「ボヴァリー夫人」などの文学作品や、アメリカのミュージカル映画「ラマンチャの男」など様々な文化作品にも触れながら多様な読み取り方をしていきます。

 作者セルバンテスの出身地であるスペインについてのイントロでの授業時には、スペインの伝統菓子を実際に試食し、国の文化について、「知識」だけではなく「体験」をしながら楽しく理解を深めることができます。

 文化・言語・ジャンルを超えた文化現象に興味がある人は、文学、歴史、翻訳など、様々なアプローチで批評・考察を行うことができるため、学びの幅が広く、充実感ややりがいを感じる授業だと思うのでとてもおすすめです。

                                         (2年次学生より)