地域文化コース

地域文化コースとは？

地域文化コースでは、それぞれ特有の文化を持つ地域（英米文化圏、ドイツ文化圏、フランス文化圏、イタリア文化圏、中国文化圏、韓国文化圏、東南アジア文化圏）の様々な文化（文学、思想、歴史、社会）を学ぶことができます。学生はこれらの地域から学んでみたい文化圏を選び、それに関する科目（「地域文化論」、「言葉と文化」、「社会と文化」など）を履修し、その地域の文化について学びながら、各自が関心のある領域、研究したいテーマを見つけていきます。また、関連する他の文化圏の科目や他のコースの科目をいくつか選択履修して、研究したいテーマをより広く深めて、卒業研究を準備します。最後に研究可能なテーマを参考として挙げておきます。文学（小説、詩、童話、民話、旅行記など）、思想、宗教、都市の歴史、演劇、オペラ、映画、教育、ジェンダー、エスニシティー、生活風俗、旅、観光、モード、食文化。

地域文化コースを選んだ理由

1年時に、語学の授業をはじめとする基礎の部分を学んだことで、もっと様々な国の歴史や文化について詳しく知りたいと思い、地域文化コースを選択しました。実際にコースごとに指定された授業を履修していて対象の国や地域に関して、自分で調べて理解を深めていくこともあれば、先生が実体験も含めながらその地域の特色をわかりやすく教えてくださることもあり、楽しく学ぶことのできる授業が多くあります。また、自分の興味関心が定まっていない状態でも、国や地域を絞ることなく、広い視野であれもこれも学ぶことができるのでおすすめです！

視覚文化コース

視覚文化コースとは？

視覚文化コースは、視覚的に表現されたものや、そのは概念について学ぶコースで、美学、芸術学、日本美術史、西洋美術史、芸術史、民俗学、考古学などのほか、建築や絵画、あるいは消費社会のなかの表象、つまりファッション、商業写真、漫画、アニメなども研究の対象として取り上げます。それらが歴史や社会のなかでどのように機能いしてきたか、なぜそのような表象が登場し、どのような意味をもつのか、などを考えます。

視覚文化コースを選んだ理由・内容

コース選択時は、明確にやりたいことが定まっていたわけではありませんでした。強いて言うなら映像作品やサブカルチャーに興味があり、３つの中で選ぶなら視覚文化コースかな、という選び方をしました。

視覚文化コースの授業は、多くの国の文化を学ぶというよりも、表象されている物事を深く掘り下げて学ぶことが多いです。そこから、他国の文化を学んだり、他の表象との繋がりを学んだり、と派生していきます。

コースを１つ選択する必要はありますが、文化学科提供の授業なら他コースの授業も受けることができます。また、ゼミや卒論のテーマも、縛られることはありません。世の中には、視覚で感じる文化事象が多く存在します。自分の方向性に悩んでいる方にもオススメのコースだと思います。

比較文化コース

比較文化コースとは？

文化とは諸外国からの様々な影響を受けて形成されるものです。日本は古くから中国の文化の影響を受け、中世にはキリシタン文化、戦国時代にはオランダ文化などが移入されました。そのような諸文化の混交から日本の文化は形成されてきました。現代の日本にも様々な文化現象があり、日本独自の文化と思っていたものが実は意外な国の影響下に生まれたものも少なくありません。比較文化コースの特徴は、そのような国境を越えた諸文化のぶつかり合いを学ぶことです。文学や思想、芸術、映画、ファッション、あらゆる場面に現出する国際的な関わりが、比較文化と言えます。具体的には日本文化に基礎を置き、その日本文化と様々な文化圏（英米文化圏、ドイツ文化圏、フランス文化圏、イタリア文化圏、中国文化圏、韓国文化圏、東南アジア文化圏）との相互の関わりを研究することになります。

比較文化コースを選んだ理由

1年次の後期にコース選択を行う際、具体的にどういった事を学びたいといった事は決まっていませんでしたが「日本と諸外国の研究をやってみたいな」と思い比較文化コースを選択しました。実際にコース毎に指定された授業を履修する中で、多くの国の文化について学ぶことが出来るので「幅広く学びたい」という方にはおすすめです。今現在、卒業研究を進めていますが、「比較文化コースを選択したから卒業研究も比較研究でなければいけないのか？」と思われる方もいらっしゃるかと思います。実際、卒業研究をする際は比較コースだからといって比較研究にしなくても大丈夫です。（私自身も比較文化コースを選択しましたが、卒業研究では一つの国の事について執筆予定です。）卒業研究を担当される先生方によって対応が異なるかと思いますので、所属するゼミの先生または文化学科の中央研究室に相談をすることをおススメします。

Q&A

2年次に選択したコースを変更できる？

毎年12月ごろにコース変更相談会があるので、変更する事は可能です。コース選択に伴い、コース毎に指定された授業を一部取り直す必要があるので履修を組む際には注意が必要です。（特に視覚文化コースから地域文化コース、比較文化コースに変更する際は2つのコースで共通している科目が少ないのでコース変更後に多くの授業を履修します。）

卒業研究ゼミに合わせてコース選択する必要はある？

卒業研究ゼミはコースと関係なく選択することが可能です。

コース選択の際に定員はある？

定員は設けられていないので、自分の希望したコースに登録することが出来ます。